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<コラム> 試合とは別に得た感覚 - 共感 -

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ラグビーという素晴らしいコンテンツがもたらすコミュニティ

ラグビーW杯日本大会、開催されるまではここまで日本中で盛り上がるとは正直想像出来なかった。

Japan(日本代表)の大躍進もあり、Japanの試合はとてつもなく盛り上がり、多くの日本人に衝撃と感動を与えました。テレビの視聴率も凄かったです。
10/13のJapan vs スコットランド戦の瞬間最高視聴率はなんと 53.7%。
そして、10/20のJapan vs 南アフリカ戦 は、平均視聴率 41.6% でこれは今年の全番組で一位だそうです。

あんなに大声を出して君が代を歌ったことはなかった。あんなに声を枯らして何度も「にっぽん!」と連呼したこともなかったのは私だけではなかったと思います。
かつてあんな大声援を受けて戦ったJapanのメンバーもいなかったのでは。

夢にまで見た Japanのジャージをまとったファンに埋め尽くされたスタジアムと沸き起こった声援。何度もliveで体感できて感激でした。
一方で、40万人とも50万人とも言われている日本に観戦に来られた外国のラグビーファンの何と多かったことか。
純粋にラグビーを楽しむのだという感覚が伝わってきました。

実は試合よりもこのような光景に感動を受けるとは思いもしておりませんでした。

ラグビーというコンテンツでOneTeamとなった日本人

人は共通の目的で一緒に行動することに安心感を覚えます。

今回のW杯でも、たとえ一人で観戦(スタジアムでもパブリックビューイングでも自宅のTVでも) していたとしても同じように歓声をあげる他の人たちの振る舞いに共感するものだと思います。

何故でしょうか? 自分が夢中になっている事に他の人も同じように夢中になっていることで自分がその仲間であること、自分の考えている事や思っていることと同じ人がいるのだと認識し安心感と共に自分の存在価値が確認できる、つまり、承認欲求が満たされるからだと考えています。

今回のラグビー人気向上で “にわかファン” が増えてラグビーの事を理解しようとしてくれる人が身近にもおられて とても嬉しく思っています。
頭から血を流しながら平然とプレイを続ける選手達。それを他の選手も特に気にせずプレイを続行。。。
目の前に繰り広げられる肉弾戦の連続。激しい身体のぶつかり合い。2メートルを超える選手を抱え上げてボールを取り合う。
こんな非日常的な場面を初めて見てビックリした にわかファンの方もいらっしゃいます。

今までは、例えば10人いたら8〜9人ぐらいまでは「だって、ラグビーってルールが難しくてよくわからないし・・・」と言われたものですが、今回の大会を経て、10人いたら半分ぐらいは「ラグビーって面白いね」って言ってくれそうな気がします。もうちょっといるかもです。。。

多くのにわかファンの方々が、ルールが分からなくても楽しめる事を少しでも理解いただけています。つまり、ラグビーに興味がなかったのはルールが難しいので敬遠していたのではなく、それは単なる言い訳だったのかなぁ、、、という気もするのです。

10人いて8〜9人までラグビーのことを知らなかったとすると「知らなくって当然、何が悪いんだ!」と言う心理になりますが、これが逆の場合、極端に言えば、10人中 知らないのは自分1人だけだったとすると、これは大変、自らがラグビーのことを知ろうと行動を起こすでしょう。これも人間心理だと思います。

ラグビー人気をこのまま継続させるためには、共感する場をたくさん提供すること。それが にわかファンを引き止め、さらにファンを増やすことを考えたいです。

国内では、大学ラグビーや高校ラグビー、来年からはトップリーグやスーパーラグビーも始まります。
そして。いろいろプランされている ラグビーのプロ化構想もとても楽しみです。

みんなが知っているみんなのラグビー! こういう世界になればなんと素晴らしいことでしょうか。

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